KOHEI NAWA

Sentient

2025年4月22日から7月12日の期間、東京のギャラリー「SCAI THE BATHHOUSE」にて、名和の個展「Sentient」が開催された。本展はこれまでの個展とは異なり、新作を含む複数の作品シリーズを空間に混在させながら構成されている。これは、個展「From Code to Material」(京都、2023)における展示作品《Material and Book Shelf》での試みを継承・発展させたものとして位置付けられる。名和はこれまで、多様なマテリアルとテクノロジーの実践を通じて、知覚と情報を相互にもたらすオブジェの作用を探求してきた。本展においてその挑戦はさらに拡張・深化し、オブジェの存在論に新たな問いを投じている。