Season’s greetings and best wishes for the New Year

2025年も残すところ、あとわずかとなりました。
多くのご縁に恵まれ、名和晃平|Sandwichにとって大変実りある一年となりました。
4月に東京・SCAI THE BATHHOUSEにて開催された個展「Sentient」では、過去20年にわたり実践・探求を続けてきた、物質的な介入がもたらす知覚・情報・物質の相互作用をさらに深化させ、オブジェの存在論に新たな問いを投げかけました。
振付家のダミアン・ジャレ氏との最新コラボレーション作品《Mirage》は、スイス・ジュネーヴにて世界初演を迎え、来年はヨーロッパ各地でのツアーを予定しています。また、コラボレーション3作目にあたる《Planet [wanderer]》は、2021年のヨーロッパ初演以降、初のアジア・日本公演を行い、来年はヨーロッパおよびアジア各地での上演を予定しています。
また、ダンサー・田中泯氏とのパフォーマンス作品《彼岸より》にもとづく映像作品の上映会にあわせて、田中泯氏とダンサーたちによる対話「ダンサー・ミーツ・ダンサー」をはじめ、アートブックおよびレコードのローンチなど、さまざまな関連イベントを開催しました。
さらに、大阪・関西万博での《Snow-Deer》、東京・恵比寿東公園の《Uncle Red》、沖縄・南城美術館の《Trans-Deer (Flame)》など、多くの方々に名和の彫刻作品をご鑑賞いただく機会にも恵まれました。
このような数々のプロジェクトを実現することができましたのも、ひとえにみなさまの温かいご支援とご協力の賜物と、心より感謝申し上げます。
現在、来春開催予定のアメリカ・ロサンゼルスでの初個展に向けて準備を進めております。詳細は改めてご案内いたします。
2026年も、より一層尽力してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
名和晃平|Sandwich Inc. 一同